ジェイコムはケーブルテレビを運営する「株式会社ジュピターテレコム」が運営する光インターネット回線です。
日本全国のケーブルテレビ利用者の約半数が利用していて、非常に規模が大きいです。
ケーブルテレビでの知名度があるので、インターネットサービスも利用者が多いのが特徴です。
ただ、光インターネット単体で見ると、ジェイコムはあまりおすすめできません。
通信速度の割に料金は高めなので、検討中の方は他社のサービスもしっかり確認してから判断したほうが、後悔が無いでしょう。
この記事ではジェイコムの料金や通信品質、評判を他社と比較しながらご紹介してきます。
契約時の特典・キャンペーンも他社と比べているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
①ジェイコムの特徴
ではキャッシュバックを含めた、ジェイコムの特徴をご紹介していきます。
1.1基本料金が高い
キャッシュバック以前に、ジェイコムは基本料金が高いというデメリットがあります。
利用者数・顧客満足度で上位の5社と、ジェイコムの料金を比較して見ましょう。
基本料金の比較(プロバイダ料金込み) | |
ジェイコム
※最大速度320Mbps |
戸建て:6,000円 マンション:5,500円 |
フレッツ光
※最大速度1Gbps(1,000Mbps) |
戸建て:6,200円 マンション:5,100円 |
auひかり
※最大速度1Gbps(1,000Mbps) |
戸建て:5,100円 マンション:3,800円 |
ソフトバンク光
※最大速度1Gbps(1,000Mbps) |
戸建て:5,200円 マンション:3,800円 |
ドコモ光
※最大速度1Gbps(1,000Mbps) |
戸建て:5,200円 マンション:4,000円 |
比較してみると、ジェイコムの基本料金が高いことがわかると思います。
実はフレッツとジェイコムの2社が光回線の中で最も料金が高いです。
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光といった他社と比べると月々1,000円近く差があります。
これだけで年間12,000円もコストが変わってくるので、かなり勿体無いですよね。
さらにジェイコムは1社だけ最大速度が320Mbpsであることも覚えておかなければいけません。
速度に関しては次の項目でご紹介します。
1.2通信速度が遅い
ジェイコムは最も料金が高いプランでも320Mbpsです。
最近の主流は1Gbps(1,000Mbps)なので、最大速度320Mbpsというとかなり速度が遅いです。
最近はWiMAXやソフトバンクエアーなどのモバイルルーターでも300Mbps出せるようになっていることを考えると、かなり魅力がないものになっています。
(モバイルルーター:スマホの電波・回線を使ってネットに接続できるルーター)
工事不要で、持ち運びができるモバイルルーターと互角の速度で、なおかつ料金も割高です。
さらに利用者が多い夜間の時間帯はさらに速度低下が起きるという評判も多いです。
他の光回線と比べると、値段は1,000円も高いのに、最大速度は1/3ですから、コストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ません。
知名度はあるので、なんとなくで選ぶ方は結構多いようですが、きちんと情報を調べている方がジェイコムをわざわざ選択することは少ないでしょう。
1.3キャッシュバックもかなり少ない
ジェイコムは契約時のキャッシュバックが少ないのもデメリットの一つです。
ジェイコムが行なっているキャンペーンでのキャッシュバックは下の表の通りです。
ジェイコムのキャッシュバック | |
「スマートお得プラン」での契約 | 月額料金:月8,000〜
キャッシュバック:30,000円 |
「スマートお得セレクト」での契約 | 月額料金:月7,000〜
キャッシュバック:20,000円 |
ネットのみ契約 | 月額料金:6,000円
キャッシュバック無し |
ジェイコムのキャンペーンでは、「CS放送が見れるオプション付きのプラン」に入らないと、キャッシュバックはもらえません。
表を見てもらえると分かりますが、月額料金はめちゃくちゃ高くなります。
見れるCS放送のチャンネル数によって料金・キャッシュバックが違いますが、いずれにしても他社のネット回線と比べるとかなり高いです。
では人気の他社回線が現在行なっているキャンペーンでのキャッシュバックを見て見ましょう。
各社のキャッシュバック金額 | |
フレッツ光 | キャッシュバックなし |
auひかり | ひかり電話同時契約:43,000円ネットのみ契約:36,000円 |
ソフトバンク光 | 20,000円+Wi-Fiルーター※ルーターはIO-DATA製の新型(販売価格10,000円) |
ドコモ光 | dポイント10,000円+現金5,000円+Wi-Fiルーター※ルーターはbuffalo製の新型(販売価格15,000円) |
ご覧の通り、各社新たに契約した方向けのキャンペーンでは、かなり高額なキャッシュバックをつけています。
そして最も重要なポイントは「ネットのみの契約で、このキャッシュバックをもらえる」という点です。
ジェイコムのように不要なオプションをつける必要がないので、月々の料金は前半でご紹介した表の通りです。
月々の支払いが安くて、なおかつ高額なキャッシュバックを還元してくれるキャンペーンがあるので、ジェイコムよりも間違いなくお得になります。
②これからはスマホとネット回線を揃えるのがお得
料金・キャッシュバック・通信速度をみてもジェイコムより他社がお得なのは明らかですね。
今最もお得で快適なネット環境を整える方法は下記の2パターンしかありません。
- 大手キャリアのスマホを使っている方→同じ会社の光回線
- 格安スマホをお使いの方→auひかり
なぜこのようになるのか、理由をご説明しましょう。
あなたの条件に該当する方だけで良いので、確認して見てくださいね。
2.1大手キャリアのスマホを使っている方へのおすすめ
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のスマホをお使いの方は、同じ会社の光回線を選ぶのが最も賢い選び方です。
記事前半でご紹介した料金表を見てもらえると分かりますが、実はこの3社は月々の料金はほとんど同じくらいです。
なので注目ポイントは下の2点となります。
- セット割でのスマホ割引
- キャッシュバック
ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光の3社とも、スマホとセットで利用することで割引が受けられます。
割引金額は500〜2,000円とかなり高額で、これが毎月割引されます。
しかも大手3社のセット割は家族全員が対象(離れて暮らしている方も含む)なので、一家全体の割引額はかなり大きくなります。
割引金額はスマホの契約プランによって変化しますが、大まかに次のように覚えておけばOKです。
- データ定額4ギガ以下:500円
- データ定額5〜20ギガ:1,500円
- データ定額21ギガ以上:2,000円
スマホ利用者の7割は5〜20ギガのプランを使っていると言われているので、大半の方は1,500円割引になるというイメージで良いでしょう。
先ほどご紹介した表を見ればわかると思いますがキャッシュバックはauひかりが最も多く、ドコモ光が一番少ないですね。
各社多少の差がありますが、スマホの割引額の方が大きいので、とりあえずスマホと同じ会社の回線を選べばトータルコストは一番お得になります。
一つ気をつけて欲しいのは、キャッシュバックは正しい手順・窓口選びをしないと、かなり金額が少なくなってしまうという点です。
これらの回線の利用を検討する方は、事前に下の記事を確認しておいてくださいね。
auひかりのキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。
「auひかりのキャッシュバックを最大化する3つのポイント|2017最新版」
ドコモ光のキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。
「ドコモ光の評判が悪いのは過去の話!満足度が急上昇している3つの理由!」
ソフトバンク光のキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。
「【2017 最新】ソフトバンク光のキャッシュバック徹底調査の結果をご報告!」
2.2格安スマホをお使いの方へのおすすめ
格安スマホをお使いの方は、auひかりが一番おすすめです。
理由はキャッシュバックが一番多いからです。
格安スマホメーカーの多くは光回線のサービスも提供していて、セット割があるところも多いですが、割引金額は数百円(多くても月500円)です。
それでいて初期工事費が20,000円近くかかり、キャッシュバックも高くて5,000円程度なので、セットで使うメリットはあまりありません。
auひかりは初期工事費が無料なので余計な支払いもありませんし、ネット契約のみでも36,000円とかなり高額です。
基本料金はどこも似たようなものなので、キャッシュバックを優先して選ぶのが賢い方法なんですね。
一つ注意したいのは、auひかりは契約する窓口によってキャッシュバックが大きく違ってくるという点です。
キャッシュバックを最大限増やす方法を「auひかりのキャッシュバックを最大化する3つのポイント|2017最新版」の記事にまとめているので、申し込む前に確認しておいてくださいね。