エキサイト光は基本料金を業界最安値に設定している光回線として人気です。
しかし、基本料金が安いという事だけでネット回線を選ぶとトータルでは損をする事もあるんです。
そこで
- なぜ基本料金だけで選んではいけないのか
- どのようにネット回線を選ぶと良いのか
といった内容で説明しています。
エキサイト光の契約を考えている方はもちろん、お得なネット回線を探している方にも必読の内容になっています。
目次
① エキサイト光のサービス概要
エキサイト光の運営元は、JASDAQに上場しているエキサイト株式会社で、光ネット回線の他に「プロバイダー事業のBB.excite」「格安スマホ事業のエキサイトモバイル」を展開しています。
エキサイト光は、フレッツ光の回線設備をNTTから借り、自社のインターネットサービスとしてユーザーに提供している光コラボ回線の一つです。
プロバイダーのBB.exciteは業界最安値で有名ですが、エキサイト光も業界最安値で光ネット回線を提供しており、利用料金が安いことがエキサイト光の一番の特徴です。
また、エキサイト光は最低利用期間の設定がなく、いつ解約しても解約違約金がかからないこともメリットです。
② エキサイト光と他社回線の費用を徹底比較
お得な光回線を選ぶために、エキサイト光と主要光回線を費用面で比較してみましょう。
2.1基本料金の比較
「フレッツ光」「auひかり」「ドコモ光」「ソフトバンク光」「エキサイト光」の5社で基本料金を比較します。
フレッツ光はプロバイダーを何にするかで料金が変わってしまうので、今回は「フレッツ光+プロバイダーBB.excite」の合計金額で比較します。
マンションタイプは、光配線方式の中規模マンションで比較します。
光回線5社の基本料金比較表 | |||
回線 | 基本料金 | ||
戸建て | マンション | ||
フレッツ光+プロバイダーBB.excite | 東日本 | 5,100円 | 3,850円 |
西日本 | 4,800円 | 3,750円 | |
ドコモ光 | 5,200円 | 4,000円 | |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 | |
auひかり | 5,200円 | 4,050円 | |
エキサイト光 | 4,360円 | 3,360円 |
表で比較してみると、どの回線よりエキサイト光の基本料金が安いことが分かります。
2.2初期費用の比較
新規契約時は、回線の工事費と事務手数料がかかります、これらの初期費用を先ほどの5回線で比較します。
ソフトバンク光とauひかりの工事費は他回線より高めですが、工事費割引キャンペーンが行われているので実質無料になります。
戸建てタイプ工事費の比較表 | ||
光回線 | 工事費 | 事務手数料 |
フレッツ光(東日本・西日本) | 18,000円 | 800円 |
ドコモ光 | 18,000円 | 3,000円 |
ソフトバンク光 | 24,000円 | 3,000円 |
auひかり | 37,500円 | 3,000円 |
エキサイト光 | 18,000円 | 1,000円 |
マンションタイプ工事費の比較表 | ||
ネット回線 | 工事費 | 事務手数料 |
フレッツ光(東日本・西日本) | 15,000円 | 800円 |
ドコモ光 | 15,000円 | 3,000円 |
ソフトバンク光 | 24,000円 | 3,000円 |
auひかり | 3,0000円 | 3,000円 |
エキサイト光 | 15,000円 | 1,000円 |
現在フレッツ光を利用の人が、光コラボ回線へ乗り換える場合は「転用」という手続きになり、工事料金は無料で、事務手数料のみで乗り換えができます。
上記の表の中にある光コラボ回線は、「ドコモ光・ソフトバンク光・エキサイト光」の3社です。
フレッツ光から光コラボ回線への転用時初期費用 | ||
回線 | 工事費 | 事務手数料 |
ドコモ光 | 0円 | 3,000円 |
ソフトバンク光 | 0円 | 3,000円 |
エキサイト光 | 0円 | 2,000円 |
2.3スマホとのセット割引の比較
ネット回線とスマホを同一会社、または、同一グループ会社で契約することにより料金の割引きが受けられる「セット割」を比較します。
エキサイト光は、格安スマホであるエキサイトモバイルを提供していますが、ネット回線とのセット割はありません。
大手キャリアのセット割は、契約したパケット定額プランによって割引金額が変わります。
パケット通信量2GBと5GBのときのそれぞれの割引額の比較です。
回線 | パケット通信量2GB | パケット通信量5GB |
ドコモ(1回線のみ) | 500円割引 | 800円割引 |
ソフトバンク(10回線まで) | 500円割引 | 1,000円割引 |
au(10回線まで) | 934円割引 | 1,410円割引 |
auひかりとソフトバンク光のセット割引は、ひかり電話の契約が割引の適用条件なので、ひかり電話の基本料金が500円程度かかることを計算に入れる必要があります。
auひかりとソフトバンク光のセット割は、家族で10回線まで割引されるので、家族全員が同じキャリアの場合、割引き額が大きくお得です。
- 家族全員が同じキャリアのスマホ⇒ドコモ光、ソフトバンク光、auひかりがお得
- パケットプランが5GB以上⇒ドコモ光、ソフトバンク光、auひかりがお得
- パケットプランが2GB以下または格安スマホ⇒エキサイト光がお得
2.4キャンペーン・キャッシュバックの比較
各ネット回線の公式キャンペーンには「工事費無料・他社ネット回線の解約違約金負担・オプション割引」などがあります。
ネット代理店独自のキャンペーン特典には、「キャッシュバック・ネット関連機器贈呈/無料レンタル」等があり公式サイトのキャンペーンと併用できるので、代理店経由の申込みがお得です。
ネット代理店も多数あり特典の内容も異なるので、こちらで最もお得と判断した代理店の特典で比較し紹介しています。
エキサイト光と他社のキャッシュバック比較表 | |
ドコモ光 | ひかりTVあり:15,000円 ネットのみ:5,500円 |
ソフトバンク光 | 新規:30,000円 転用:13,000円 |
auひかり | 光電話あり:50,000円 光電話なし:43,000円
※マンションタイプはそれぞれ1万円減額 |
エキサイト光 | キャッシュバックなし
申込先:エキサイト光公式サイト |
上記の代理店から申し込んだ場合は、キャッシュバック以外にも以下の特典があります。
キャッシュバック以外の特典一覧表 | |
ドコモ光 | Wi-Fiルーター無料レンタル
マカフィーのセキュリティ(通常500円/月)1年間無料 出張サービス1回無料 dポイント新規:10,000ポイント dポイント転用:5,000ポイント 期間限定工事費無料 |
ソフトバンク光 | 新規特典B:キャッシュバック25,000円+PC周辺機器
工事費実質費無料(乗換え新規のみ) 他社回線違約金還元(10万円まで) |
auひかり | 工事費実質無料
他社回線違約金還元(3万円まで) |
トータルで考えると、キャッシュバック額が多く工事費が実質無料のauひかりが一番お得になります。
また、auスマートバリューの割引き額が大きいので、auのスマホユーザーがauひかりにしない手はありません。
それに対し、エキサイト光はキャッシュバックやキャンペーンがまったく無いので、基本料金が業界最安値といっても、キャッシュバックとスマホセット割がある他社の方が実はお得なのです。
③ 通信品質の差について
光回線を選ぶ際には料金も大事ですが、回線速度や安定性も考えて契約しないと毎日の使用するものなので、ストレスの原因になってしまいます。
3.1各社の回線の速度
光コラボ回線はフレッツ光の施設を利用しているので、「最大理論値は上下1Gbps」で同じですが、ネットワークの混雑具合などによって回線速度に差が出ます。
ソフトバンク光・auひかり・ドコモ光の一部(GMOとくとくBB)などは、ネットワークの混雑に影響を受けにくい「v6/IPoE通信」に対応しているので、常に早い速度でネットが楽しめます。
エキサイト光は、エキサイトMEC光というサービスを開始したので、こちらを申込むとプロバイダーを経由せずにインターネットへ繋がる「DS-Lite」という通信規格を使ってv6で通信ができるようになります。
エキサイトMEC光の基本料金はエキサイト光と同じですが、v6通信に対応したルーターのレンタルが必須です。(月額300円)
ネットの通信速度は、「各プロバイダーの利用者数」「網内設備」「エリア」ごとに違いがあり、その情報は公開されていないので、契約前にどのプロバイダーが速いのかという判断は難しいのが現実です。
④ 各社の提供エリアについて
エキサイト光・ドコモ光・ソフトバンク光などは、フレッツ光の設備を利用した光コラボ回線なので、フレッツ光の提供エリアであれば全国で利用できます。
auひかりは独自の光ケーブルを使用した光回線で、フレッツ光より提供エリアが限定されます。
また、マンションにはauひかりの設備が整っていない事もあり、利用したくてもできないケースがありますので、導入状況を契約前にauひかりの公式サイトで確認する必要があります。
「関西エリア・東海エリア」は、auひかりホームの提供はありません。
⑤自分に合った回線を見つけるポイントは?
契約時にキャッシュバックがないエキサイト光よりも、キャッシュバックのある他回線のほうがトータルで考えると安くなるケースがあります。
また、「auひかり・ソフトバンク光・ドコモ光」はスマホとのセット割りが大変お得なので、家族で使っているスマホと同じ会社の光回線を選ぶと間違いありません。
基本料金が一番安いという理由だけで光回線を選ぶと、トータルでは損をしてしまう理由が分かってもらえたでしょうか。
この記事を参考に自分のケースに当てはめて、一番お得なネット回線を選んでくださいね。
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各社の特徴や料金について詳しくご紹介しているので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください!
auひかりのキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。
「auひかりのキャッシュバックを最大化する3つのポイント|2018最新版」
ドコモ光のキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。
「2018|ドコモ光のキャンペーンは現金キャッシュバックとポイントの両取りを狙うべし!」
ソフトバンク光のキャッシュバックについてはこちらの記事にまとめています。