auひかりちゅらは、沖縄セルラー電話株式会社が提供する沖縄県限定の光回線サービスです。
通信速度やサービス内容などは基本的にKDDIのauひかりとほとんど一緒ですが、基本料金や初期費用などで細かな違いがあります。
沖縄県に住んでいてauのスマホユーザーであれば、安くインターネットを利用できるので、各種料金やサービスをまとめでご紹介します。
目次
① auひかりちゅらとauひかりの運営の違い
auひかりちゅらは、沖縄県のみで提供されている光回線サービスです。「ちゅら」とは、沖縄県民であればご存知だと思いますが、「美しい、立派な、きれいな」という意味を持ちます。
auひかりちゅらの名前には「auひかり」とついていますが、提供元はKDDIではなく、沖縄セルラー電話株式会社です。
もともとKDDIグループは「北海道セルラー電話」「東北セルラー電話」「北陸セルラー電話」「沖縄セルラー電話」など○○セルラー電話株式会社という名前で全国に会社がありました。
それを統合しKDDIになったのですが、沖縄セルラー電話株式会社だけは統合しないで子会社にとどまったという営業形態です。
そのため、基本的なサービスはKDDIのauひかりと変わりませんが、料金設定など細かな内容には違いがあるので次項から解説していきます。
②auひかりちゅらのサービスはどこが違うの？
auひかりとauひかりちゅらでは「各種料金」「提供エリア」「サービス内容」などに違いがあるので、各項目ごとに説明します。
2.1 サービス提供エリア
KDDIのサービスであるauひかりは全国的に展開されていますが、一部の地域では未提供です。沖縄県もauひかりの未提供エリアです。
その代わりに、沖縄セルラー電話が提供するauひかりちゅらが利用できます。
ただし、沖縄県内であってもauひかりちゅらが使えないエリアも結構あり、離島や住民が少ない地域はほとんどカバーされていません。
提供エリア検索を使い、自分が住んでいる場所はauひかりちゅらが使えるかを調べてみましょう。
2.2 auひかりちゅらの基本料金
KDDIのauひかりとも比較しながら、auひかりちゅらの基本料金を紹介します。
まずは、ホーム（戸建てタイプ）の料金をくらべてみましょう。
| auひかりちゅらとauひかりの料金比較表 | |
| ひかりちゅら | 標準プラン：6,300円
しま割(2年自動更新契約)：5,490円 しま割＋auセット割：5,100円 |
| auひかり | 標準プラン：6,300円
ギガ得(2年自動更新契約)：5,200円 ずっとギガ得(3年自動更新契約) 5,100円(1年目) 5,000円(2年目) 4,900円(3年目以降) |
ホーム(戸建て)の場合は、どちらも契約期間の定めがない標準プランがありますが、標準プランは料金が高いので2年契約などにする方がほとんどです。
auひかりには、2年自動更新契約の「ギガ得」と3年自動更新契約の「ずっとギガ得」があり、auひかりちゅらは2年自動更新契約の「しま割」があります。
auひかりちゅらは「しま割」だけだと高めですが、「auセット割」も組み合わせれば、auひかりのずっとギガ得の1年目並みに安くなります。
次にマンション（集合住宅）タイプです。マンション棟内配線が電話線のVDSLと棟内配線が光ファイバーのマンションギガでそれぞれ料金が異なるので分けて表しています。
| マンション（VDSL配線）の月額基本料金 | |
| ひかりちゅら | 標準プラン：4,680円
しま割(2年契約)：4,290円 しま割＋auセット割：3,900円 |
| auひかり | 標準プラン・お得プランA
16契約以上：3,800円 8契約以上：4,100円 |
| マンションギガの月額基本料金 | |
| auひかりちゅら | 標準プラン：3,900円
しま割(2年契約)：3,690円 しま割＋auセット割：3,300円 |
| auひかり | 標準プラン/お得プランA(2年自動更新契約)
ギガ：4,050円 ミニギガ：5,000円 |
※ミニギガ：3階建て以下かつ総戸数8個以上の小規模マンション
マンションタイプの場合は、auひかりちゅらのほうが料金が安く設定されています。
KDDIのauひかりは、マンション内の見込み契約数によって金額が変わりますが、auひかりちゅらにはそれがありません。
auひかりの「お得プランA」とは、鍵やガラス、水回り等の日常生活で発生するトラブルに応急対応してくれるサービス付のプランです。
標準プランと料金が変わりませんが、その代り2年自動更新契約になっていて、更新月以外は解約違約金がかかります。
2.3通信速度
提供されている通信速度は、auひかりとauひかりちゅらに違いはなく、ホームは最大１Gbps、マンションはギガが最大１Gbps、VDSLは最大100Mbpsです。
auひかりとauひかりちゅらの速度で違いが出るとしたら、貸し出しているホームゲートウェイの機種によるものです。
- auひかりホーム：最新のBL1000HW
- auひかりちゅら：1世代前のBL900HW
BL1000HWはイーサネットが10Gbps、無線LANが2.4Gbpsなのに対し、BL900HWはイーサネットが1Gbps、無線LANが450Mbpsです。
auひかりでは5ギガと10ギガのサービスも開始されているのでそれに合わせて1ギガ契約の人にもBL1000HWをレンタルしています。
しかし、ホームゲートウェイだけが高速でも、光ファイバー区間が1Gbpsなので、貸出機種の違いだけが通信速度が遅い原因ではありません。
評判を調べたところ、基本的にはauひかりちゅらのスピードは速いという意見が大半です。
本日ネットの回線工事があり、
無事工事完了♫
今まで使ってた『SoftBank Air』は
時間帯（18時〜1時）で
かなり速度制限かけられて
正直遅すぎて辛かった(´･_･`)
今回加入したのは『au ひかり ちゅら』で
以前と料金そこまで変わらないし
速度早いしバッチリだな！
（速度比較画像） pic.twitter.com/DTqD7OVb6d— なおchannel沖縄 (@Nao_channel_OKA) June 13, 2018
auひかりちゅらは今の時間で速度測っても下り900Mbps前後出ますよ@沖縄市泡瀬あたり
— 喜友名111R (@R_70318XX) January 22, 2018
ただし、速度が遅いという評判も少しあります。
auひかりちゅら開通したので速度テスト、光としてはたいしたこと無いけどADSLから乗り換えなので満足 pic.twitter.com/yAgydFv2M5
— なかやま＃麦酒自家醸造したい系 (@maverick6c) October 18, 2014
この時間帯、ひかりちゅらがウソのように遅い…
— Zoomer (@zoom_1973) April 4, 2017
ひかりちゅらは基本的にはauひかりと同じ通信速度で提供されています。
マンションVDSLの場合は速度が遅いケースが多いですが、これはauひかりでも同じ事です。
マンションのVDSLタイプは電話線を使っているので速度が光回線の10分の1しか出ません、またマンション内の人が一斉にインターネットを使うと速度低下の原因になります。
auひかりちゅらでは、VDSL（電話線タイプ）しか使えなくても、フレッツ系の光配線方式が設置されているマンションもあります。
そのような場合は、フレッツ系にしたほうが通信速度は速くなります。
2.4初期費用
auひかりちゅらの初期費用・登録料はこのようになります。
| auひかりちゅらの初期費用・登録料 | |
| 回線工事費用 | 無料 |
| 登録料 | 800円 |
auひかりちゅらは最初から工事費が完全に無料になのに対し、auひかりの場合は毎月の分割工事費と同額が割引きになる事で、実質無料になります。
ただし、auひかりちゅらには6カ月の最低利用期間があり、6か月以内に解約をすると、ホームとマンションギガで解約料14,400円、マンションVで解約料3,200円かかります。
2.5有料オプション
auひかりちゅらのオプションには次のようなものがあります。
| auひかりちゅらのオプションと料金 | |
| かけつけ設定サポート | 1回6,800円～ |
| 安心ネットセキュリティ | 300円/月 |
| リモートサポート | 無料 |
| 無線LAN | 500円/月(スマートバリュー加入で無料) |
| 光電話 | 500円/月 |
| auひかりTV | 契約チャンネルによる |
基本的にはauひかりとほぼ同じオプション内容です。
ただ、リモートサポートが無料で使えるのはauひかりちゅら限定です。
③キャンペーンの違いはあるの？
割引きや契約時のキャッシュバックなどのキャンペーンでも、auひかりとauひかりちゅらでは違うので、解説していきます。
3.1 auひかりちゅらだけのセット割とは？
基本料金の項目でも簡単に触れたので気になった方もいると思いますが、auひかりちゅらには「auセット割」という割引が存在します。
このauセット割はauひかりちゅらだけが行っている割引サービスで、ビッグローブ光やSo-net光が行っているauセット割とは違いますし、auスマートバリューとも異なります。
auひかりちゅらのauセット割を適用させると、基本料金から毎月ずっと390円割引になります。
auひかりちゅらのセット割の条件がこちらです。
- au携帯の契約
- au携帯とauひかりちゅらの支払を「KDDIまとめて請求」にする
条件はこれだけで毎月390円も安くなるので、auひかりちゅらはauユーザーにはすごくお得な光回線なのです。
3.2しま割
しま割とは、2年自動更新契約を条件に毎月810円安く使えるサービスです。
しま割適用料金で契約した場合、更新月以外での解約でホームとマンションギガが9,500円、マンションVが2,520円の違約金がかかります。
更新月は、契約満了月の翌月と翌々月です。契約開始月を1カ月目として数えて、25カ月目と26カ月目が最初の更新月にあたります。そこで解約しなければ自動更新され、次の更新月は49カ月目と50カ月目になります。
このような2年ごとの自動更新契約の代わりに基本料金が安くなるという料金形態は、他の光回線でも行われています。
長く使えば標準プランとトータル支払金額がぜんぜん違ってくるので、しま割適用価格で契約しましょう。
3.3 auスマートバリュー
auひかりと同じく、auひかりちゅらでもauスマートバリューが適用できます。先ほど紹介したauセット割とも併用できるので大変お得です。
たとえば、家族5人がauユーザーで、1人あたりは934円の割引が受けられたとすると、毎月4,670円も節約が可能です。
下記表は、スマートバリューの対象プランとその割引金額です。
【スマホ/４GLTEケータ】※受付が終了したプラン
| スマホ/４GLTEケータイ | |
| auピタットプラン
(シンプル)：1GBまで |
割引対象外 |
| auピタットプラン
(スーパーカケホ/カケホ)：2GBまで (シンプル)：1GB超～2GBまで |
永年：500円 |
| auピタットプラン
(スーパーカケホ/カケホ/シンプル)：2GB超～20GBまで |
永年：1,000円 |
| auフラットプラン20/30 | 永年：1,000円 |
| データ定額1 | 2年間：934円
3年目以降：500円 |
| データ定額2/3
ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン※ データ定額3cp※ LTEフラットcp(1GB)※ |
永年：934円 |
| U18データ定額20※ | 適用期間中：1,410円 |
| データ定額5/20
LTEフラット ISフラット データ定額5cp※ データ定額8※ プランF(IS)シンプル※ |
2年間：1,410円
3年目以降：934円 |
| データ定額30
データ定額10/13※ |
2年間：2,000円
3年目以降：934円 |
【3Gケータイ】
| 3Gケータイ | |
| カケホ(3Gケータイ・データ付) | 永年：934円 |
【4GLTEタブレット/4GLTE対応PC】
| 4GLTEタブレット/4GLTE対応PC | |
| LTEダブル定額for Tab/Tab(i)（「ゼロスタート定額」）※ | 永年：1,000円 |
| LTEフラット for Tab/Tab(L)
LTEフラット for Tab(i) LTEフラット for DATA(m) |
2年間：1,410円
3年目以降：934円 |
3.4契約時キャッシュバック
auひかりちゅらのキャッシュバックは公式サイトからの申込みがおすすめです。
標準プランは対象外なので、しま割(2年自動更新契約)で契約する事が条件です。
auスマートバリュー加入の場合と未加入の場合で金額は違うので、下記の表でお確かめくださいね。
auスマートバリュー加入の場合(しま割適用)
| auスマートバリュー加入の場合(しま割適用)のキャッシュバック額 | |
| 他社から乗り換え | ホーム：50,000円
マンション：45,000円 |
| 乗り換え以外 | ホーム：20,000円
マンション：15,000円 |
auスマートバリュー未加入の場合(しま割適用＋光電話)
| auスマートバリュー未加入の場合(しま割適用＋光電話)のキャッシュバック額 | |
| 他社から乗り換え | 40,000円 |
| 乗り換え以外 | 10,000円 |
ただしこれらは現金でのキャッシュバックではなく、開通月の翌月末以降にau WALLETプリペイドカードへチャージになります。
ちなみに、沖縄県以外の方でauひかりを申し込む際におすすめの窓口は、KDDIの代理店のNNコミュニケーションズです。
オプションなしでも高額キャッシュバックが、最短1ヵ月で現金振り込みされます。
| auひかり NNコミュニケーションズのキャッシュバック額 | |
| ネット＋光電話 | ホーム：55,000円
マンション：45,000円 |
| ネットのみ | ホーム：48,000円
マンション：38,000円 |
NNコミュニケーションズのキャッシュバックの詳細は以下のキャンペーンサイトをご覧さい。
④auひかりちゅらはこんな人におすすめ
沖縄県在住でauのスマホユーザーさんは、光ネット回線はauひかりちゅらにするのが一番お得です。
なぜなら「auセット割」で基本料金が安くなり、さらにauスマートバリューも併用させる事ができるからです。
反対に、auひかりちゅらはauケータイ・スマホを使っていない方には少し料金が高いので違うネット回線を契約する方がおすすめです。
auのスマホユーザーさんは、この記事を参考に各種割引きをしっかり適用させて最安値でネットを楽しんでくださいね。
auひかりのお得なキャッシュバックの情報は、以下の記事にまとまっています。